一軒家やマンション、そしてアパートなど、住まいにおける環境は人それぞれ異なりますが、それでも多くの方が一度は感じたことがありそうな悩み、それが「収納」に関することです。
たとえば、
・ここにもっと収納を確保するべきだった。
・家族が増えて収納場所が足りない。
・収納が足りなくて、夏物と冬物がまざったままで困る。
・収納スペースに物が溢れて、手がつけられない。
・大掃除をしたいけど、片づけたものをしまう場所がない。
など、とにかく収納スペースが少ないことで日々ストレスを抱えている方が少なくないようです。
収納スペースは広く取りたいけど、今すぐ家を建て替えたり、リフォームしたり、引っ越したり、といった方法は現実的ではありません。
そこでおすすめしたいのが、「収納家具」を賢く使うという方法です。
収納家具とは、衣類や生活用品など、あらゆるものを収納しておくためのチェスト（たんす）や戸棚などの家具のことを指します。
これを効果的に活用すれば、今抱えている収納スペース不足というお悩みを早期解決できるかもしれません。
お部屋に「収納家具」を置くメリットとは？
収納家具と聞くと、一番身近なものとしてチェスト（たんす）や戸棚などを思い浮かべる方が多いかと思いますが、実際は収納家具といっても下記のように様々な商品があります。
●チェスト（たんす）
●民芸箪笥
●押入れタンス
●ワードローブ
●コレクションボード
●ラック・シェルフ
●書棚
●サイドボード
●FAX・電話台
●玄関収納
●ランドリー収納
など
ここでは、これらの収納家具をお部屋に置くメリットについて紹介します。
『常に片付いた状態をキープできて部屋が広く感じる』
収納スペースが足りないと至るところに生活用品が置かれて、整理整頓されていないゴチャゴチャした状態になってしまいます。
そこで便利なのが、収納家具をお部屋に設置するということです。
収納家具を設置することで「常に片付いた状態をキープできる」といったメリットが生まれます。
物がきちんと整理整頓されていれば、邪魔になるものが散らばっていないためお掃除が楽になりますし、必要なときに必要な物をすぐに取りだして使えるようになるなど、様々な効果が生まれます。
また、物が常に片付いた状態にあると、普段は物で溢れかえっていたリビングが急に「広く感じる」ことも、収納家具を置いたことによる大きな効果です。
『収納家具をインテリアとして楽しむ』
収納スペースの少なさをカバーするために便利な収納家具は、ただ単に溢れる生活用品や衣類を目隠しすることだけでなく、「収納家具をインテリアとして楽しむ」ことを目的に設置される方もいます。
たとえば、リビング収納として人気の「オープンラック」の一つに、伸縮自在なオシャレなディスプレイラックがあります。
ここには、日頃からよく使う日用品をあえて見えるように収納して、その他にも本や雑貨、あるいは小さな観葉植物などをいっしょに飾ることでオシャレに見せる工夫をすることができます。
『片づける癖をつけることができる』
使った物をすぐに収納できる場所がないと、「あとで整理しよう」と放置されてしまい、最終的にはリビングが物で溢れかえってしまう・・・。といった負の連鎖が起きます。
そのような状況を今すぐにでも改善するためにも、整理整頓しやすい優れた収納家具をお部屋に設置することをおすすめします。
様々な特徴がある収納家具がありますが、ほぼ毎日のように使うもの、たまに使うもの、あるいは殆ど使わないものと分類して、それらを効果的に収納できる家具を選ぶことが大切です。
物によって収納するべき場所が決まっていれば、リビングに物が散らばってしまう可能性を最小限に抑えることができますし、「これはあの場所にしまう物」といったように、「常に片付ける癖をつける」ことができます。
『見せるための収納家具と隠すための収納家具を選べる』
リビングに置く用の収納家具もあれば、ダイニングキッチンに置く収納家具もあります。
また、寝室や子ども部屋、客間など、間取りによって収納家具の使い道も異なります。
そこでまず抑えておきたいのが、お部屋に置く収納家具には「見せる（魅せる）ための収納家具」と「隠すための収納家具」と大きくわけて２つの種類の家具があるということです。
まず、見せるための収納家具は物を収納すること目的として使うだけでなく、インテリアとして見せるためにも使います。
わざと収納物を見せることで限られたスペースを、よりオシャレに飾ることができて、物の取り出しも非常に楽になります。
また、隠すための収納家具は、その名の通り普段生活から目に触れないように出来るだけ隠しておきたい物を収納する家具です。
例えば、お客さんが訪ねてきたときに見られなくない私物や、生活感がでてしまう物はなるべく扉が付いていて、かつ中身が見えない収納家具に入れておきます。
このように、お部屋に２つの種類の収納家具を置くことで、物の種類によって収納場所を細かく指定することが容易なります。
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